社長メッセージ

当社の一番のミッションは、物流という社会インフラの一端を担い、その清流性や輸送品質を高めることで社会に貢献することです。輸送モードとして航空輸送を選択されるお客さまの第一のご要望は「スピード」です。輸出貨物ならば可能な限りギリギリまでその搬入をお待ちし、予定通りの航空機へ搭載します。輸入貨物ならば到着後速やかに、お客さまへ引き渡せる状態に仕分けを完了させます。これらが当社の具体的なミッションです。日々の業務の遂行はその先で、その物品が医薬品であれば人々の命や健康を保ち、生鮮食料品であればその美味を待つ人々を笑顔にし、電子機械製品であれば世の多くの人の暮らし向きを良くする等に繋がり、社会全体の進歩発展に欠かせない役割を果たしています。もう一つのミッションは、物品の不正輸出入行為を事前に食い止めることです。不正物品が世に出回る前に防ぐことが出来るのは水際にいる我々のみです。これも重要な社会貢献のひとつであると考えています。

ずばり、企業理念の遂行です。「JALグループは」から始まる当社の企業理念は、第一行目に「全社員の物心両面の幸福を追求し」が置かれています。そして「お客さまへ最高のサービスを提供する」から「企業価値を高め、社会の進歩発展に貢献する」へと続きます。会社というものの第一の存在意義は社員の幸福のためである、を企業理念として明記しているということです。そこで働く社員が幸福にならずしてどうして社会貢献ができるでしょうか？　当たり前に思えますが、実際は社員を第一とする理念を掲げている企業はあまりなく、「お客様のために～」の文言を第一行目に据えている企業が多いと思います。どちらの理念が心に届き、モチベーションが高まるか。説明は不要ですね。自分と自分の大切な人の生活を守るために働き、それが社会貢献にも繋がっていく。仕事への献身・従事の仕方として理想的な姿。これが当社の企業理念であり、最も大切にしているものです。